質問する(クリエイティブ・クエスチョン)
質問に対して、相手が自分の事として考えることで、自主性が育まれるからです。
例えば、学生に対する就職支援のコーチングをしているときに、学生と話をしていると、「勉強しようと思っているのだけど」。「就職活動をしなければならないのは分かっているのだけれど。」といった答えが返ってくることがあります。
これは、頭で分かっていることと、行動できるということが違うことから発生しています。前にも述べましたが、コーチングで必要なのは、何をすべきかではなく、どうしたらそれができるか、です。
「どういうふうに勉強する予定?」
「どうしたら資格試験に合格するだろうか?」
「書類選考が通らなかったのは、何が足りなかったのだろう?」
「面接に行って、何か気が付いたことはなかった?」
このような「HOW?」や「WHAT?」を使ったオープンクエスチョン(5W1Hを用いて、様々な答えを導き出す方法)は、学生自身で問題を考え、アイデアを発展させることに役立ちます。試験勉強のやり方を工夫する学生や、書類の書き方や模擬面接を熱心に研究する学生の、行動のきっかけになるのです。
コーチングで一番大切なことは、相手の「自発性を引き出すこと」です。
そして、相手の内側にある、その人自身も気が付いていないかもしれない可能性を、コーチとの双方向のコミュニケーションを通じて引き出すことです。
従って、それを引き出すためにどんな問いかけをするのか、つまり、いかに効果的な質問を作り出すかが重要となるのです。
コーチングで質問をする目的を、以下に列挙します。
・視点を変える
・未来を予測する
・リソースを探す
・モデルを探す
・問題をはっきりさせる
・物事を具体的にする
・ビジュアル化する
・気づきやひらめきを促す
・目標を設定する
・問題を特定する
・考えを喚起する
・アイデアを発展させる
・知識やスキルを棚卸する
的確で刺激的、創造的な質問は、相手をを創造的にし、行動的にできます。
効果的な質問をするために、以下のことに気をつけましょう。
�@ 相手に質問をする前に、コーチ自身がまず考えましょう
�A オープンクエスチョンを使いましょう
(クローズドクエスチョンでYes/Noの脅迫をしないこと)
�B 正確な表現を使い、シンプルで的を得た質問をしましょう
�C 時には図を描いてみたり、ビジュアルを活用しましょう
�D 質問は、一回に一つという、コーチングの原則に従いましょう
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