キャリアをドリフトする

現在のほとんどのキャリア論に大きな影響を与えているのが、”キャリア・アンカー”の概念を唱える米マサチューセッツ工学大学のエドガー・シャイン教授です。

キャリアを「ドリフトする」というのは、このシャイン教授の門下生でもあり、分かりやすくキャリア論を紹介している神戸大学の金井壽宏教授の本からの引用です。

ドリフトとは、”流される”という意味です。これはちょうど、”デザイン”の反対の意味となります。

キャリアをドリフトするというと、流されるままに、まるでくらげのように生きていくという意味になります。しかし、興味深いことに、ドリフトという言葉には、推進力や威力というパワーにかかわる意味や、「話の骨子・趣旨」という味わいのある意味もあります。

逆説的ですが、キャリアはデザインしすぎないほうがよいという考え方もあります。デザインされたものは、ある意味「人工的」なものであり、自然なものではありません。デザインされた、つまり、予め計画的に決められたキャリアを進むよりも、「ケセラセラ」という気持ちで自然に生きているほうが人間らしい、といえなくもないでしょう。

時には流れに身をまかし、思いがけない良いものに出会い、偶然を生かすには、むしろすべてを型にはめてしまうようなデザインはしないほうがよいでしょう。

人生は何が起こるかわかりません。偶然性や不確実性を楽しむくらいの余裕は持つべきと思います。

自分でデザインしたことが、壁となって行動範囲を狭くし、選択肢を少なくしてしまうことがないように気をつけましょう。


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