第3回 人材ネットワーク
こんにちは。キャリアプラン講座へようこそ。
前回は、「自分のトップ3」と「ライフステージチェック」をすることで、自分の強み弱みを確認したり、過去の出来事を振り返ってみることで、自己理解を深めました。
第3回キャリアプラン講座では、キャリアを形成する上でのネットワークの大切さについて学んでいきます。
人々とのかかわりの中からキャリアを切り拓いてゆくことの多い日本の産業社会では、重要なテーマです。
人脈は広がっていますか?
一年前に比べて、ネットワークは広がっていますか?
ネットワークは数が増えればよいというものでもありません。質的な深さも問われます。
過去にリストにあがったことのある人とのネットワークの質は深化していっますか。あるいは、ネットワークの幅は広がってますか。
ネットワークの多様性、バラエティ、広がり、深さを検証しましょう。
ネットワークは、ポリシーを持って広げていく
まずは、いまの自分のネットワークがどうなのか、確認してみましょう。
会社の人や仕事上の付き合いの人ばかり、それも同年代の人ばかりとすれば、きわめて危険な兆候です。
ネットワークといえば、社外の人、違う職種・業種、自分より歳が10歳以上離れている人も含めなければならないでしょう。異性のネットワークも必要です。
ネットワークつくりのポイント
キャリアを形成していくために必要な人脈作りには、いくつかのポイントがあります。
① 魅力ある人か
② きっかけ
③ 継続の努力
④ ネットワークを行かす
⑤ ネットワークの発展
このうち、①は大前提となるものです。
つまり、ネットワークを作る第一歩はあなたが魅力的な人になることです。
次に、「ネットワーク」と一口にいっても、それは知人、友人、仲間、ブレーン、メンターなど、いくつもの分類があることに注意しましょう。
知人:
お互いに知っている人。知己。
友人:
一緒に遊んだりして、気持ちの通い合ってる人。友達。
仲間:
自分と同じ意見、目的、理想などをもつ人。同志。
ブレーン:
相談相手になる学者・専門家のグループ。
メンター:
人生経験が豊富な人、指導者、後見人、助言者、教育者または支援者という役割を果たす人。
キャリアだけでなく、社会生活の営みは一人で行えるものではなく、人とのかかわりの中で形成されます。五つのポイントをチェックしてみましょう。
魅力的な人になりましょう
あなたがネットワークをつくろうと思っても、あなた自身に魅力がなければネットワークは築けません。「魅力的な人」には定義はなく、すべての人から魅力があると思われることもないでしょう。年代によっても、「魅力」の定義が異なることがあります。
しかし、いくつかの共通項があります。
・信頼できる人間性をもちましょう
常識的で、気配りができ、相手を尊重するという謙虚心をもち合わせてる人になりましょう。もっとも深くEQに関係する部分です。
・豊かな情報、価値ある情報をもちましょう
「会社人間」と言われるように、自分の社内のことに関する情報しかもっていない人が多くいますが、それでは人間としての幅がありません。たとえ専門知識という情報であっても、他人の知らない情報、より深い情報、または新しい情報をもっていることが大切です。
・もっている情報を発信しましょう
情報をもっていても、それを隠していては意味がありません。専門外の人にも容易に語れるほどの基礎知識が必要です。人とのコミュニケーションの第一歩です。
・人に対する奉仕の気持ちをもちましょう
「この人は自分の仕事に利用できるか」「価値があるか」などと打算的な考え方はおのずと態度にあらわれます。そうではなく、誠意を持って人と接することが大切です。
・自分の言動にきちんと責任をもちましょう
前言をすぐ翻したり、会うたびに言っていることが変わったりするようでは信用されません。もちろん、意見が変化していくことはありますが、そのときはその理由を説明する必要があるでしょう。自分の言動に対して責任をもつことが必要です。
・人を感動させる夢をもちましょう
あなたの将来のビジョンが、人に感動を与えることができるかどうかです。直近の「計画」ではなく将来の「夢」を持っている人は、日々の仕事に埋没していません。
・新しいチャレンジをしましょう
ルーチンワークばかりやっている人は、それだけでなぜかくすんで見えるものです。仕事がルーチンだとしても、その仕事のなかに新しい手法を考えたりしていれば、何かをしているという実感が顔にあらわれ、あなたを魅力的にします。
ソーシャルネットワークを活用しよう
ネットワークを作るには、きっかけが必要です。
・会社の仕事
・会社や仕事関係のイベント
・仕事や業界関係のイベント
・社会人向けビジネススクール
・コミュニティ活動やボランティア活動
・趣味の活動
など、日常の中でのきっかけを大切にしましょう。
また、最近ではインターネットによるきっかけ(出会いのチャンス)が劇的に増えています。とくに、ツイッターやSNSといったソーシャルサービスは、新しい人との繋がりを体験できます。
インターネットのソーシャルネットワークの中でも積極的に活動してみましょう。
ネットワークチェックをしてみよう!
社会学、経営学、産業心理学等における「キャリア研究」の中では、他者とのつながりを重要視しています。人は大きな選択に迫られたとき、ネットワークからの助言がとても心強いものになります。
仕事上のネットワークは、意識的に作り上げていく必要があります。信頼できる人を多く持つことは、職業人生において重要なポイントです。

メンターとは、特に自分を指導し、引き上げる役目をしてくれる人を指します。また、誰にそういう役割をしてほしいと考えているかも書いてみましょう。
モデラーとは、未来の人生をイメージし実現するためのロールモデルといわれる、自分が理想とする人物像を指します。それは、身近な実在の人物でも架空の人物でも歴史上の人物でもかまいません。
サポーターとは、どんなときでも自分を応援してくれる、支えてくれる、力を与えてくれる人を指します。
一人で自分の生き方や自分らしさを悶々と考えるのではなく、大切な人との関係のなかでそれを捉えることが重要である、と生涯発達学ではいわれています。
それでは、ライフデザインシートの人材ネットワークを記入してみましょう。
お疲れ様でした
第3回 キャリアプラン講座では、キャリア形成のためのネットワークについて考え、「人材ネットワークチェック」を記入してみました。
いかがでしたか?
人材ネットワークは、キャリアだけでなく、あなたが生きていくうえで重要な財産です。
もう一度、見直してみましょう
さて、次回の第4回 キャリアプラン講座は、キャリアの棚卸しがテーマです。
お楽しみに。
それでは、また。 ごきげんよう!


